肌育コラム

COLUMN
2023.9.28

ジェンダーニュートラルコスメの特徴と選び方を知ってより良いスキンケアを

ジェンダーニュートラルコスメの特徴と選び方を知ってより良いスキンケアを

最近注目を集めている「ジェンダーニュートラルコスメ」。しかし、「従来のコスメとどう違うの?」「ジェンダーニュートラルって?」と、不思議に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ジェンダーニュートラルコスメの特徴や選び方、一般的なコスメの違いについて知り、ご自身にピッタリのスキンケアアイテムを見つけてくださいね。

ジェンダーニュートラルコスメとは?特徴と選び方

性別に関係なくスキンケアやメイクを楽しもうという風潮が高まっている昨今、「ジェンダーニュートラルコスメ」が注目されています。

今までとどう違うのか、疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?まずはジェンダーニュートラルコスメの特徴や考え方などを見てみましょう。

ジェンダーニュートラルの意味とは

「ジェンダーニュートラル」とは、性別の差にこだわらない考え方のこと。性差(=ジェンダー)を取り払って、中立的(=ニュートラル)な考え方をしていこうというのが基本です。

最近では法律上の性や性自認に関係なく、自己表現のためのファッションツールとしてメイクを楽しんでいる方々が増えているのではないでしょうか。

ファッションや自己表現としてだけでなく、肌をきれいに見せたい・眉を整えて印象を良くしたいといった、ちょっとしたメイクの需要も増え、メイクやスキンケアの分野で「男性用」を強く押し出したクールなデザインのブランドが増えてゆく中で、「ジェンダーニュートラル」が見直されるようになってきたと感じます。

スキンケアにおけるジェンダーニュートラルの考え方

ジェンダーニュートラルな考え方の中でメイクだけでなくスキンケアの心地よさや肌をきれいに保つことの喜びを感じている方が増えているかと思います。

パッケージがシンプルでスタイリッシュなジェンダーニュートラルスキンケアブランドも見かけるようになりました。

出生時に割り当てられた性別によって多少の肌・体質傾向はありますが、生活環境などによってそれぞれに肌質は異なりますので、スキンケアを性差ではなく自身の「肌質」を考慮して選ぶことが大切です。

スキンケアを初めて行う場合にはジェンダーニュートラルを謳うものから試してみるのもよいかと思いますが、徐々に自身の肌との相性を見極めて自由にスキンケアを選んでいただくことが理想です。

ジェンダーニュートラルコスメはどんな人におすすめ?

それではジェンダーニュートラルコスメはどのような方におすすめなのでしょうか?

スキンケア初心者で化粧品をもつことに気恥ずかしさのある方に

例えば、法律上の性や性自認が男性であるシスジェンダー男性の中にはスキンケアやメイクを行うことに抵抗がある方もいらっしゃることと思います。

それでも、肌の乾燥やニキビなど解決したい肌悩みをお持ちの場合、手に取りやすいのがジェンダーニュートラルコスメ。

皮脂の分泌量が多いとされる男性*と乾燥しやすい女性*のどちらの肌質にもある程度対応できる処方になっていることが多いため、まずはジェンダーニュートラルコスメからスキンケアをはじめて、段々とご自身の肌質に合うものを見極めてゆくのもおすすめです。 *出生時に割り当てられた性別

カップルや家族とのシェアをしたい方に

どんなに仲良しな家族・カップルでも肌質は異なるもの。でも、家にものを増やしたくない等、様々な理由で同じ化粧品をシェアして使いたいとお考えの方もいらっしゃることと思います。

そんな時にも、保湿感やさっぱり感も中立的なジェンダーニュートラルコスメは肌質が異なっていてもシェアしやすい傾向にあります。

混合肌のオーガニック化粧品の選び方のコツ

スキンケアに気恥ずかしさがある方やスキンケア初心者の方、肌質の異なる人とのシェアを考えている方の選択肢としておすすめしたいジェンダーニュートラルコスメですが、スキンケアを楽しんでいるうちにもっとキレイを目指したい気持ちが高まってくるかと思います。

そんな時、どのようなものを選ぶとよいかポイントを2つご紹介します。

自分の肌質から選ぶ

男性は女性に比べて皮脂分泌量が多く、皮膚が厚いという傾向がありますが、体質や生活環境などにより、ジェンダーに関係なく普通肌・敏感肌・乾燥肌・混合肌と肌質が異なります。

まずはご自身の肌質を見極め、肌質に向いたアイテムを選んでみてください。

>>「肌質別のお手入れ方法」を詳しく見る

肌年齢や肌トラブルから選ぶ

ご自身の肌質を見極めて、なんとなくスキンケアの傾向を掴んだら、今度は肌悩みを振り返ってみてください。

毛穴・ニキビ・シミ・シワ・極度の乾燥など、悩みにあわせてスキンケア品をプラスしたり、1から見直したり・・・。

トラブルが多い場合は皮膚科を受診されることをおすすめしますが、定期的に肌の調子を通してストレス・食生活・睡眠などの生活環境も見直してみてくださいね。

>>「食事と肌に関する記事」を詳しく見る

<この記事の監修>
株式会社ケアリングジャパン
スキンケアカウンセラー 今泉

10年以上、無添加・ナチュラル・オーガニックといった化粧品の企画販売に従事。多様化する生活習慣・肌質・嗜好を尊重しながら寄り添う情報発信を心がけている。

【資格】
日本スキンケア協会:スキンケアカウンセラー
国際オーガニックセラピー協会:オーガニックコスメセラピスト

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